レゾルバー とは ?
レゾルバーは 位置センサー 或は 変換器とも言え、それが 取付けられている 回転軸の角度位置を 瞬時に 測定する機器です。 レゾルバー と その近い仲間のシンクロは 第二次世界大戦以前から 軍事用に 戦車の回転砲台の 方向測定と 制御に等に 使われて来ました。 レゾルバーは 通常 小型のモーターの様に作られ、ローターが 位置測定される 回転軸に取付けられ ステーターから信号が出力されます。
Resolver という言葉は ローターの 機械的角度を 直交成分 或は 座標幾何学の
X と
Y に 「分解 して測定する 機器」 という様な 総称から来ています。 幾何学的な観点から見ると ローターの角度は 直角三角形の 角度θと
Xと
Yの 関係に当ります。
基本的に レゾルバーは ローターの回転軸の角度の サイン・コサイン値に応じて 信号を出します。 各々の角度に 固有のサイン・コサイン値の 組合わせがあるので レゾルバーは 1 回転( 360°)内の 絶対位置を 測定する事ができます。 この絶対位置測定能力が レゾルバーの インクリメンタル エンコーダーに 対する優位性の 一つです。
電気特性
電気的に言って、Rotasynは、従来のレゾルバーと同じく、励磁
(Primary) と出力
(Sencondary) の間の結合が ローター角度の サインとコサインにより 変化する トランスです。 従来のレソルバーの場合は 励磁コイルがローター側に、出力コイルがステーター側に 有ります。そのため 励磁側に信号を繋げるために ブラシとスリップリング 或は 回転トランスが 必要です。
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